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Brush Up!CDE●糖尿病療養指導士講座 第4回
自験例の書き方(症例)から学ぶ糖尿病療養指導―薬剤師編
Brush Up!CDE
千田 泰健
1
,
菊池 謙宏
1
1総合病院釧路赤十字病院薬剤部
pp.456-459
発行日 2010年7月15日
Published Date 2010/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1415101087
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□糖尿病療養指導士としての薬剤師の役割
糖尿病治療は良好な代謝コントロールを維持し,合併症の発症と進展を予防し,QOLの低下を防止することを目的としている.糖尿病の基本となる食事療法・運動療法・薬物療法は患者の日常生活そのものであり,自己管理が重要になる.そのため療養指導に際し,コメディカル各職種は医師の治療方針を正しく適切に患者に伝え,自己管理できるよう援助する必要がある.
糖尿病医療の進歩に伴い,継続治療への心理的支持,治療技術や指導内容は多様化し,指導の評価法についても各職種の持つ範囲が広がり,かつ専門性が深くなってきた.患者を“一人の生活者”とみなし,患者中心の医療のため,多様な指導内容,評価の活用にコメディカル各職種が密接な連携を保ち,それぞれが専門性を活かしたチームアプローチを行う必要がある1).
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