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Brush Up!CDE●糖尿病療養指導士講座 第1回
自験例の書き方(症例)から学ぶ糖尿病療養指導―総論:CDEJ認定試験と「自験例の記録」
Brush Up!CDE
千田 泰健
1
,
高渕 良子
2
,
秋林 千尋
3
1総合病院 釧路赤十字病院 薬剤部
2総合病院 釧路赤十字病院 検査部
3独立行政法人労働者健康福祉機構 釧路労災病院 栄養管理室
pp.106-109
発行日 2010年1月15日
Published Date 2010/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1415101028
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―連載に当たって―
年々増加の一途を辿る糖尿病患者に対して,チーム医療に基づく適切な療養指導を行うために,日本糖尿病療養指導士(CDEJ)認定制度が2001年に始まりました.私たちは2006年にCDEJの資格を取得し,その直後から後進の指導を行ってきました.具体的には受験ガイドブックの勉強,自験例(症例)の検討,提出書類の確認など,受験を目指す方が迷いやすい部分に重点を置いて取り組んできましたが,なかでも「自験例の記録」は,療養指導の実力を問われる最大のポイントであると考え,1症例ごとじっくり検討してきました.その僅かな経験ではありますが,幸いこれまで指導した全員が合格できたことから,それらの経験で得られたことを誌面を通じてご紹介させていただきます.
第1回は総論としてCDEJ認定試験と「自験例の記録」の概要を示し,第2回以降,看護師,管理栄養士,薬剤師,臨床検査技師,理学療法士の順に症例を提示しながら,職種ごとに療養指導のポイントをまとめ,実際の書き方を考えていきたいと思います.この連載がこれから受験を目指す皆様のお役に立つこと,そしてすでにCDEJの資格をお持ちの方のbrush upにも繋がることを願っています.
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