遺伝カウンセリング・20
糖尿病の遺伝相談
藤村 聡
1
,
福井 次矢
2
1京都大学医学部附属病院総合診療部/遺伝子診療相談室
2京都大学医学部附属病院総合診療部
pp.466-468
発行日 2001年5月15日
Published Date 2001/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414903263
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【症例1】33歳,女性.10年前に実姉が1型糖尿病(IDDM)と診断されている.最近,1型糖尿病では遺伝性があるとの新聞記事を読み,自分自身の検査と,発症の可能性の相談に来院した.
【症例2】45歳,男性.職場の健康診断で糖尿病の家族歴を聞かれて,3親等内に2名の2型糖尿病患者(NIDDM)がいることに気づいた(母方おじと父方おば).空腹時の尿糖検査は陰性であったが,糖尿病には遺伝傾向があると聞き,心配になり来院した.
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