遺伝カウンセリング・2
癌の遺伝相談―家族性乳癌のケース
藤村 聡
1,2
,
福井 次矢
1
,
林 正治
1
,
塩田 浩平
3
,
John G. Rogers
2
Dinah Reddihough
2
1京都大学医学部附属病院総合診療部
2Royal Children's Hospital
3京都大学大学院医学研究科生体構造医学講座(形態形成機構学)
pp.643-645
発行日 1999年7月15日
Published Date 1999/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414902778
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【症例A】50歳,男性.将来,自分自身が癌を発症する可能性について,相談のため来院した.男性の父親は76歳で肝臓癌,母親は78歳で肺癌で死亡している.最近,知り合いに「あなたの家は癌家系じゃないか]と言われ,不安になった.
【症例B】将来,乳癌になるのではないかとの不安を訴えて,35歳の女性と18歳の姪が来院.彼女たちの血縁者の数人が乳癌に罹患している.
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