JIM Report
イヌイ教授の特別講義"プライマリケア"に参加して
大野 毎子
1
1外苑診療所
pp.56-57
発行日 2001年1月15日
Published Date 2001/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414903169
- 有料閲覧
- 文献概要
去る2000年7月21日,東京大学にて文部省特別招聘教授トーマス・S・イヌイ教授の特別講義が一般公開された.これまで,イヌイ教授はハーバード医科大学の外来予防学科のチェアパーソンおよびプライマリケア科のディレクターとして長年活躍されてきたとのことである.しかし,恥ずかしながら,私が氏について存じ上げていることといえば,イヌイという日系の姓が印象的なことと,SGIM (Society of General Internal Medicine)の元学会長であると以前雑誌で拝見したことを覚えていた程度であり,今回は同僚に「プライマリケアでは偉大な教授だから,ぜひ講義を聴きに行くべきだ」と強く勧められたため,我ながらミーハーだと思いつつ参加したのであった.講義のテーマは"What is primary care and who does it?"であり,プライマリケア医をキャリアとして目指している私としては,イヌイ教授が大学教育の中でどのようにプライマリケアを教えておられるのかが最も興味のあるところであった.
Copyright © 2001, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.