特別座談会
家庭医学専門医の目からみた日本の医学・医療の問題点とその改革
生坂 政臣
1
,
涌波 満
2
,
木村 眞司
3
,
伴 信太郎
4
1聖マリアンナ医科大学総合診療内科
2北中城若松病院地域支援局
3茅ヶ崎徳洲会総合病院内科
4名古屋大学総合診療部
pp.1117-1124
発行日 1999年12月15日
Published Date 1999/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414902886
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伴(司会) 1999年4月現在,わが国の80大学中30大学に総合診療部があるということです.このことは,日本の医学・医療の問題点の1つの解決策として,文部省も力を入れて推進しているということだと思います.そこで,generalist部門の意義を明確化して,できれば将来への提言とか,総合診療部をこれからどう展開していくかというところにも寄与できたらと思います.今日お集りいただいた先生方は米国のfamily medicineの専門医資格を持っていること,generalistをidentityとしていることで一応共通しているので,その辺を基盤にして忌憚のないところを話していただきたいと思います.
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