特集 リンパ節腫脹を正しく診よう
One more JIM
日野 理彦
,
新保 卓郎
,
笹下 薫
,
児玉 文雄
,
田村 嘉孝
,
三國 主税
,
吉田 博
,
山崎 雄一郎
,
福成 信博
,
今村 顕史
,
田渕 勝彦
pp.633-635
発行日 1999年7月15日
Published Date 1999/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414902775
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
Q1 不特定のウイルス性リンパ腺炎と壊死性リンパ節炎の診察時の差異を教えてください.
A 日常診療において,腫瘍性疾患を除けば頸部リンパ節腫大を呈する疾患の多くをこの2つが占めるので,この鑑別は大切である.不特定のウイルス性リンパ腺炎では第一に重篤感がない.発熱の程度は中等度のことが多い.リンパ節腫大は1~2cmまでで,扁平な形状で立体感に乏しい.圧痛は軽度または認めない.
Copyright © 1999, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.