Japanese
English
特集 外来で見逃されやすい疾患II―症状からのアプローチ
頸椎症
Cervical Spondylosis and Myelopathy
西澤 茂
1
Shigeru Nishizawa
1
1浜松医科大学脳神経外科
pp.118-119
発行日 1992年2月15日
Published Date 1992/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414900341
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- Abstract 文献概要
■要注意の症状!
四肢先端(glove and stocking type)のしびれ
深部腱反射の亢進
下肢クローヌス
・myelopathyの症状を見逃さない.
・myelopathyの初期症状として,左右対称性に四肢先端にglove and stocking typeのしびれ感,知覚低下を認めることが多い.病巣が左右どちらかに偏在している場合は,一方の症状が先行する.
・glove and stocking typeの知覚異常は多発性末梢神経障害(polyneuropathy,→1)に特徴的であり,それとの鑑別が必要である.
・深部腱反射の亢進,下肢クローヌスなどの症状を伴っていればmyelopathyがあることは間違いなく,MRIによる精査が必要である.
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