Japanese
English
実践講座 リハビリテーションに役立つ整形外科的診察法 2
頸椎症
Cervical spondylosis.
島田 洋一
1
Yoichi Shimada
1
1秋田大学医学部附属病院リハビリテーション部
1Rehabilitation Division, Akita University Hospital
キーワード:
頸椎症
,
頸部神経根症
,
頸椎症性脊髄症
,
診察
,
検査
Keyword:
頸椎症
,
頸部神経根症
,
頸椎症性脊髄症
,
診察
,
検査
pp.739-742
発行日 2005年8月10日
Published Date 2005/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552100153
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はじめに
頸椎は,脊柱のなかでは最も可動性があり,変形性脊椎症性変化をきたすと頸椎症となる.頸椎の変性は20歳代に始まり,椎間板膨隆,断裂,脱出,椎体後方骨棘,椎間異常可動性,靱帯肥厚,椎間関節肥大などの変化が経年的に進行する.しかし,腰椎に比べておおよそ10年遅れ,中高年層に多い1).
一般に,頸椎症が及ぼす症状としては,頸部神経根症と頸椎症性脊髄症がある.本稿では,これらについてその疾患概念,診断のポイント,手術適応などについて述べる.
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