JIM Lecture
気管支喘息治療の最近の動向―ステロイド吸入とピークフローメーターによる自己管理
富井 啓介
1
,
伊賀 幹二
2
1天理よろづ相談所病院呼吸器内科
2天理よろづ相談所病院循環器内科
pp.658-663
発行日 1994年7月15日
Published Date 1994/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414901243
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■現在気管支喘息治療の中心はステロイド吸入である.
■ステロイド吸入は必ずスペーサーを用いてゆっくりした吸気で行う.
■ステロイド吸入でコントロールできない時,多くは吸入手技に問題があり,その指導が最も重要である.
■重症例は1日32吸入(1,600μg)くらいまで増やしてもよい.
■ピークフローは最低朝夕1日2回,気管支拡張薬吸入前に記録する.
■自己最良値の80~90%以上が常に保てるように治療計画を立てる.
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