レジデントのための Clinical Training
精神症状のみかた
高野 徹
1
,
真野 敏昭
2
,
松村 聡
3
,
富井 啓介
4
,
木戸 友幸
5
,
伴 信太郎
6
,
畑 直成
7
,
小泉 俊三
8
,
渡辺 洋一郎
9
1大阪大学病院臨床検査
2大阪大学第一内科
3京都府立医科大学公衆衛生
4天理よろづ相談所病院呼吸器内科
5木戸医院
6川崎医科大学総合臨床医学
7畑内科クリニック
8天理よろづ相談所病院腹部一般外科
9渡辺クリニック
pp.652-656
発行日 1994年7月15日
Published Date 1994/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414901242
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症例
患者 71歳,女性,習字塾自営.1991年3月ごろより後頭部しびれ感,頭重感などが出現.近医にて鎮痛薬などの投薬を受けるも改善せず,4月より脳外科専門病院受診,現在も通院して投薬を受けている.5月の連休ごろより息苦しさも出現,10日には呼吸困難が増強し,救急車を呼んで某医大受診.過呼吸のための症状と言われ,ビニール袋を使用することを教えられて帰宅.しかし,その後も息苦しさが続くため,知人より紹介されて当院を受診する.
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