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特集 直腸診を見直す
症状,直腸診所見からみた鑑別診断
前立腺病変を疑う症状と鑑別診断
Symptoms Suspicious of Prostatic Lesions and Differential Diagnosis
平野 学
1
1社会保険栗林病院泌尿器科
pp.231-233
発行日 1994年3月15日
Published Date 1994/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414901126
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■直腸診は泌尿器科的診察法の中で最も重要な位置を占め,前立腺疾患の診断には不可欠の診察法である.
■前立腺癌の多くは直腸に接する後葉から発生するので,直腸診なら診断しやすい.
■前立腺肥大症にアンチアンドロゲン剤(プロスタール錠,パーセリン錠など)を使用する時は,前立腺癌の存在をマスクする可能性があるので,前もって直腸診で前立腺癌の疑いのないことを確認しておくべきである.
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