特集 治療可能な先天代謝異常症を診断しよう!
疑う臨床症状 神経症状から疑うポイント
衞藤 薫
1
1東京女子医科大学 小児科
キーワード:
神経症状
,
鑑別診断
,
代謝異常-先天性
Keyword:
Diagnosis, Differential
,
Metabolism, Inborn Errors
,
Neurologic Manifestations
pp.1735-1741
発行日 2021年12月1日
Published Date 2021/12/1
DOI https://doi.org/10.34433/J00642.2022033629
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●先天代謝異常症の神経症状は発達遅滞・退行、てんかん、失調、不随意運動や精神症状など多彩である。●比較的まれな疾患で、種類が多いことより診断に苦慮することが臨床での課題である。●近年、診断技術や治療法の進歩により、未診断例の診断や早期診断される症例がある。●また、従来の食事療法や対症療法に加え、疾患特異的な治療法も開発され、早期診断が重要である。●本稿では、先天代謝異常症の神経症状の発症時期や特徴を中心に述べる。
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