Japanese
English
特集 悪性腫瘍との鑑別が困難な各領域の諸病変
画像診断にて癌との鑑別を要する前立腺病変
Prostatic lesions requiring differential diagnosis from cancer by imaging studies
寺井 章人
1
,
永山 雅子
2
,
渡邊 祐司
2
Akito Terai
1
,
Masako Nagayama
2
,
Yuji Watanabe
2
1倉敷中央病院泌尿器科
2倉敷中央病院放射線科
キーワード:
前立腺癌
,
MRI
Keyword:
前立腺癌
,
MRI
pp.955-960
発行日 2004年11月20日
Published Date 2004/11/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413100643
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要旨
前立腺病変,特に前立腺癌の診断に針生検は必要不可欠であるが,系統的生検のみの検出能には限界がある。最近のMRI診断法の進歩により,前立腺の内部構造や病理が明瞭に描出可能となり,MRIは前立腺癌の臨床病期診断だけでなく,生検前の癌病変の検出においても非常に有用であることがわかってきた。T2強調像,拡散強調像から算出されたADC map,造影ダイナミックMRIの3種を組み合わせることによって,辺縁域の癌のみならず,従来診断が困難であった移行域から前線維筋組織にかけての癌病変の診断能も向上することがわれわれの経験からも示された。
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