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特集 直腸診を見直す
外来治療
肛門疾患の外来治療
Outpatient Treatment of Anal Diseases
住江 正治
1
1水前寺大腸肛門科医院
pp.234-236
発行日 1994年3月15日
Published Date 1994/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414901127
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■肛門疾患の診断は直腸診のみでは不可能であり,指のう,二枚貝式ストランゲ型肛門鏡(図1),キシロカインゼリーは用意すべき必須の用具である.
■肛門疾患の大部分は問診で病名の予測が可能であり,主訴の十分な把握が重要である.代表的疾患として,内痔核(下血,脱出),血栓性外痔核(肛門周囲の腫脹と疼痛),裂肛(排便時疼痛),肛囲膿瘍(常時強い疼痛)がある.
■肛門疾患は良性疾患であるため,肛囲膿瘍を除いて2週間程度は保存療法を行い,無効な場合は専門医に紹介する.
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