Japanese
English
診察術の歴史・11 The Evolution of Physical Diagnosis
アウエンブルガーと胸部打診の発見
Auenbrugger and Discovery of Chest Percussion
吉原 幸治郎
2
Gude JK
1
2佐賀医科大学総合診療部
1University of California-San Francisco. Medicine & Community Medicine.
pp.853-854
発行日 1993年9月15日
Published Date 1993/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414900967
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胸部打診法の最初の本を著す
アウエンブルガー(1722~1809)は1761年にラテン語の小冊子"Inventum Novum (胸部の打診)"を出版した.この95ページの本は胸部の系統的な打診法について書かれた最初のものであった.彼はその本の中で次のように述べた1).
「わたしはここに胸部疾患を発見するための新しい診断法を紹介する.それは胸部の打診法である.打診により生ずる音の性状により,われわれは胸腔内の様々な状態を知ることができる.」
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