呼吸器病Q&A・5
胸部の打診と聴診
岡安 大仁
1
,
福田 幸子
2
1日本大学医学部呼吸器
2日本大学医学部付属板橋病院内科病棟
pp.873-876
発行日 1980年8月1日
Published Date 1980/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661919027
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看護婦による打診や聴診はどの程度行われているか
Q 今日は呼吸器疾患の診断とケアの基礎ともなる打診や聴診など,‘胸部所見のとり方’について話してほしいとのことですが,あなたがた看護婦さんは,いまどの程度打・聴診を行っていますか.
A ICUや外科病棟では,聴診は手術患者の術後管理として欠くことができないので,実際に日常的に行っています.内科病棟においても,呼吸器疾患患者の経過観察(特に気管支喘息,慢性気管支炎など)やレスピレーター装着患者の呼吸音の確認などに,比較的多く聴診を行っています.
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