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特集 体腔液貯留の臨床―胸水,腹水,心のう液
各疾患への対応
肝硬変の腹水
Cirrhotic Ascites
金地 研二
1
1市立舞鶴市民病院内科
pp.332-333
発行日 1993年4月15日
Published Date 1993/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414900805
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- Abstract 文献概要
■肝硬変患者に腹水が認められたならば,積極的に腹腔穿刺を行い,腹水の性状を調べる.
■肝性腹水の治療の要点は安静・食塩制限・利尿剤の投与である.
■アルブミン製剤の濫用は慎しみたい.
■どのような症状であっても,特発性細菌性腹膜炎(spontaneousbacterial peritonitis;SBP)の可能性を考慮すること.
■SBPと診断したならば,empirical (経験に基づいた)な抗生剤治療を直ちに開始する.
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