Palliative Medicineを日常診療に活用しよう・1【新連載】
Palliative Medicineとは―連載を始めるにあたって
武田 文和
1
1埼玉県立がんセンター病院
pp.80-81
発行日 1993年1月15日
Published Date 1993/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414900724
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JIMが,palliative medicineの日常診療への活用を促進するため,実地上の医療技術に主眼をおいた連載を企画した.医療をいっそう人間性のあるものに再構築することへの関心の高まりに呼応した企画である.Palliative medicineは,終末期医療から発展してきたことから,「たかが対症療法」として軽視しようとする人もいるが,御本人が病気になったとき,それでよいと思っているのであろうか.死を意識させるような病気になったとき,palliative medicineを実践してくれる医師と看護婦がいてくれることの大切さは,病人の立場になって考えれば誰にも理解できることである.
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