和漢診療ケース・スタディ リフレッシャー・コース・1
脈候のとり方―かぜ症例を対象として
星野 恵津夫
1
,
衞藤 公治
2
,
寺澤 捷年
3
1帝京大学第2内科
2衞藤医院
3富山医科薬科大学和漢診療部
pp.83-88
発行日 1993年1月15日
Published Date 1993/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414900725
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寺澤(司会) 漢方医学の診断は近代医学とはかなり異なった基本概念に則って行っています(J1).これから,リフレッシャー・コースとして一般医の方々に向けて,その基盤的な概念,あるいは診断技術の基本的な問題について検討していきたいと思います.第1回目としては"かぜ"を2例取り上げまして,星野先生から症例を提示していただきました.これをめぐって,特に今回は脈というものを東洋医学ではどうとらえていくか,この診断のアプローチにfocusを当てて論じていきたいと思います.
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