Japanese
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特集 胸痛の全体像を知る
不安神経症
Anxiety Neurosis
佐藤 武
1
Takeshi Sato
1
1佐賀医科大学精神科
pp.705-707
発行日 1992年8月15日
Published Date 1992/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414900545
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・症状が抗不安薬の投与や精神療法的アプローチで短期間に改善されない場合,再度基礎的な身体疾患の除外を必要とする.
・不安神経症は一般人口の約3~7%にみられ,発病年齢は15~30歳(平均年齢24±9歳),性差はない,女性の受診率が約80%と圧倒的に多いなど,の臨床的特徴をもつ.
・本神経症には疾患特徴的な臨床症状や臨床検査所見はなく,通常除外診断による.
・誘因になるストレスの保有例とそうではない例とがあり,前者では保証や共感的な態度や傾聴などの簡易精神療法や環境調整,後者では主として抗不安薬の投与により症状は軽減される.
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