今月の主題 内科疾患患者の生活指導
精神神経疾患
不安神経症
中野 弘一
1
,
筒井 末春
1
1東邦大学医学部心身医学
pp.324-325
発行日 1993年2月10日
Published Date 1993/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402901990
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- 文献概要
●不安神経症は発作が突然で,かつ激烈に生じるため,安静・臥床をとりがちになるが,死の危険や精神障害の前兆でないことを説明し,できるだけ活動的な生活を送るようにする.
●また慢性的な経過をたどることが多いので,規則正しい服薬と通院,生活態度を守らせることが大事である.
●食事の制限はいっさい必要ない.運動は不安の軽減に効果があるので,積極的に勧めたほうがよい.ただ,稀にパニック発作を誘発することがある点に留意する.
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