Japanese
English
特集 外来で見逃されやすい疾患I―症状からのアプローチ
慢性閉塞性肺疾患
Chronic Obstructive Pulmonary Disease
松村 理司
1
Tadashi Matsumura
1
1市立舞鶴市民病院内科
pp.12-14
発行日 1992年1月15日
Published Date 1992/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414900302
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■要注意の症状!
労作時息切れ
咳
痰
・自覚症状は,労作時息切れと咳が主体であり,痰を伴うこともある.
・労作時息切れは肺気腫に,咳,痰は慢性気管支炎に見られやすいが,多少とも混在する.
・発症年齢は55歳から65歳ぐらいだが,75歳以上で初診のこともある.
・ほぼ全例に長期間の喫煙歴がある,男性に多い.
・身体所見は,進展例で初めて明らかになるが,初診時すでに著しいことも多い.
・肺機能検査では,1秒量,1秒率の低下が特徴的である.
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