Japanese
English
特集 外来で見逃されやすい疾患I―症状からのアプローチ
間質性肺炎
Interstitial Pneumonia
宮城 征四郎
1
Seishiro Miyagi
1
1沖縄県立中部病院内科
pp.9-11
発行日 1992年1月15日
Published Date 1992/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414900301
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■要注意の症状!
長期持続性のから咳
深呼吸で誘発される咳
労作時の呼吸困難
特異なラ音の聴取
・間質性肺炎には急性,慢性型があり,また原発性と続発性に分類される.
・そのいずれの型も主症状はから咳,労作時呼吸困難である.
・深呼吸をさせると咳がでる.
・胸部X線写真,特に下肺野を中心に線状・網状影の散布と横隔膜辺縁の不鮮明化を認める.
・聴診上,特殊な病変の場合を除けば,原則として吸気終末に向かって増強するlate inspiratory cracklesを聴取する.
・慢性型では多くの場合,ばち指を認める.
・肺機能検査では肺活量の減少,肺拡散能の低下および運動負荷時の低酸素血症とA-aDO2の開大を特徴とする.
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