Japanese
English
特集 治療ガイドラインとリハビリテーション
慢性閉塞性肺疾患
Chronic obstructive pulmonary disease.
永井 厚志
1
Atsushi Nagai
1
1東京女子医科大学
1Professor and Executive Medical Facilities Director, Tokyo Women's Medical University
キーワード:
呼吸困難
,
気管支拡張薬
,
酸素療法
,
医療連携
,
運動療法
Keyword:
呼吸困難
,
気管支拡張薬
,
酸素療法
,
医療連携
,
運動療法
pp.225-229
発行日 2013年3月10日
Published Date 2013/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552110046
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
はじめに
日本呼吸器学会から第3版として上梓された 「COPD診断と治療のためのガイドライン」(以下,COPD2009)1)では,タバコ煙が疾患発生の最も重要な要因と位置づけ定義の冒頭に示している.本症の病期(気流閉塞の程度)と重症度(病状の程度)については異なることを明確に記載し,患者の治療や維持管理に関しては呼吸機能障害とともに,全身状態を加味して判定した重症度に基づいて行うことを推奨している.特に安定期の治療については,治験で得られた臨床研究の成果が反映されるよう具体的な薬物名を順位立てて明確に提示し,とりわけ患者教育,運動療法,栄養管理からなる呼吸リハビリテーションは初期の病態から取り入れることの重要性を強調している.
Copyright © 2013, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.