読者フォーラム
地域の症例
木山 程荘
1
Teiso Kiyama
1
1熊本中央病院呼吸器科
pp.390
発行日 1991年7月15日
Published Date 1991/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414900119
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気管切開孔を利用した在宅酸素療法
慢性呼吸不全に急性増悪が加わり,人工呼吸管理が必要になる症例は多い.人工呼吸器装着が1~2週間以上に及ぶと気管切開の必要が生じる.急性増悪が改善し人工呼吸器から離脱できれば,気管切開孔は無用になると考えられるが,再度の急性増悪時に備えて開放のままで気管ボタンなどを利用されている場合も多い.
長期酸素療法が必要な症例では気管切開孔を利用して酸素を投与することが,いくつかの点で有利であるとわれわれは考えているので,実際に行っている方法を紹介したい.
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