読者フォーラム
コレスポンデンス
牧田 茂
1
1堀川病院内科
pp.388-389
発行日 1991年7月15日
Published Date 1991/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414900118
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運動処方はプライマリケア医に不可欠な素養
本誌6月号を読んで
われわれ医師は,常に入院や外来診療で,安静度の指示や旅行・外出・運動の可否を問われることがある.身体活動と疾病の関係をみるとき,患者や看護婦にその時々問われ,そして答えることはまさに運動処方を下しているといってよいだろう.
道場信孝先生の「運動処方」を読ませていただいた.道場先生は1977年ライフプランニングセンターにおいて,当時日本で行われていなかった外来レベルでの心臓リハビリテーションを開始した先駆者である.先生の解説はいつ読んでも簡潔明瞭に書かれており,運動処方の原則はこの文章を読めば理解できるといってよいと思う.たとえば,ターゲット心拍法は先生が普及されたのであるが,臨床の場で,現時点において簡便・安全かつ誰にでも実施可能な方法であると私は考えている.
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