読者フォーラム
地域の症例
藤田 紀代
1
Noriyo Fujita
1
1国立療養所長崎病院内科
pp.296-297
発行日 1991年6月15日
Published Date 1991/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414900090
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呼吸不全とリハビリ教室
呼吸器リハビリ教室の始まり
肺結核後遺症の患者さんたちが,呼吸不全患者として病院に再集合し始めたのは,1980年にさかのぼる.私たちも,その頃より急性増悪時の対応として,レスピレータを駆使して,ひたすら救命に追われていた.
しかし,死亡の原因として「来院の遅れ」が大きな要因とみられる症例がかなり認められ,さらに1985年,在宅酸素療法が保険適応となり,病気の認識,生活指導の必要等の啓蒙活動の必要がいわれるなかで,呼吸器リハビリ教室は始められた.
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