読者フォーラム
コレスポンデンス
中野 哲
1
1大垣市民病院消化器科
pp.692
発行日 1991年10月15日
Published Date 1991/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414900220
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すぐれた臨床医の言葉に共感
本誌8月号を読んで
腹痛は何らかの異常が主として腹部などの体内に起きていることを示す警報であり,一般臨床医家が最も遭遇する症状の一つです.したがってこの「腹痛を見直す」というテーマは,画像診断法など,各種の検査が可能となって,ややもすると患者を診ずにそれらに頼ろうとする風潮がある昨今,極めて意義のあるものと思います.
Editorialでの羽白清先生の系統的な病歴聴取と診察が腹痛の診断の基本であり,常に患者の年齢,性,を念頭に入れた頻度の高い疾患から病態,病名を考えていくべきであるとの主張は卓越した臨床医としての,先生のお言葉であり大いに共感するところがあります.
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