みるトレ
Case 67
佐田 竜一
1
1亀田総合病院総合内科・内科合同プログラム
pp.765-767
発行日 2014年8月15日
Published Date 2014/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414103315
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Case 67
患者:75歳,男性.
主訴:動作困難.
生活歴:もともとADL屋内自立だが若干認知症があり,買い物などはできなかった.喫煙20本/日,飲酒歴なし.
既往歴:特記すべき事項はないが,1年前から痔があり,自分で市販の漢方を購入して内服していたとのこと.
現病歴:3週間前から咽頭痛・咳があり,それ以降入浴しなくなった.3~4日前から食事摂取不良となり,歩くと陰部を痛がるようになった.それ以降ずっと臥床している.入院当日,陰部が腫脹しているのを妻が発見し,救急搬送された.
身体所見:血圧132/62mmHg,脈拍106回/分・整,体温37.9℃,呼吸数24回/分,GCS 14(E4/V4/M6),頭頸部・胸部に明らかな異常なし.腹部:下腹部に疼痛・発赤・握雪感あり.右大腿が腫脹しており,握雪感あり.腹部および陰部の写真を示す(図1,2).
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