みるトレ
Case 46
佐田 竜一
1
1天理よろづ相談所病院総合診療教育部/感染症管理センター
pp.987-988
発行日 2013年11月15日
Published Date 2013/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414103042
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Case 46
患者:80代,女性.
主訴:腰痛,臀部のかゆみ,左手掌の皮膚剝離.
既往歴:先天性股関節脱臼,左大腿骨の骨切り術,腰部脊柱間狭窄症.
内服歴:なし.
生活歴:ADL自立の独居女性,海外渡航歴なし,ペット飼育なし.
現病歴:4日前から急性発症の腰背部痛が出現し,動けなくなったため緊急入院した.腰椎圧迫骨折や腰椎周囲感染症を疑い造影CT/造影MRIなど施行したが,明らかな異常はなく,NSAIDsとプロトンポンプ阻害薬で治療した.疼痛は徐々に軽減してきたが,入院10日目頃から臀部周囲のかゆみが出現し,左手指に皮膚剝離も出現してきた.バイタルサインに異常なし.眼球結膜や口腔内・陰部に明らかな粘膜疹なし.
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