What's your diagnosis?[126]
ひっかけではありません
吉井 肇
1
,
太田 茂
1
,
酒見 英太
1
1洛和会音羽病院総合診療科
pp.452-456
発行日 2013年6月15日
Published Date 2013/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414102866
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病歴
患者:69歳,男性. 主訴:発熱.
現病歴:2カ月前より疲労感と食欲低下が出現.次第に悪寒と体熱感を自覚するようになり,嘔気と頭重感が出現.近医を受診し感染症を疑われレボフロキサシンを投与された.その後,両側下肢全体の疼痛が出現し,近医を再受診したところ炎症反応の上昇も認められたため当院に紹介受診となり,精査加療目的で入院となった.陰性病歴:体重減少,視力障害,顎跛行,鼻汁,咳,痰,胸痛,呼吸苦,嘔吐,腹痛,便通変化,頻尿,排尿時痛,血尿,睾丸痛,腰痛,関節痛,筋肉のこわばり,皮疹.
既往歴:小児期に肺炎(詳細不明),66歳時に大腸ポリープ切除.家族歴:姉が30代頃に2カ月ほど発熱が持続し,扁桃摘出で改善.内服歴:なし(漢方,市販薬,サプリメント含む).アレルギー:食物,薬物ともに認めず.嗜好歴:飲酒なし,喫煙はex-smokerで20本/日×40年(58歳まで).生活歴:九州北部出身,妻と犬1匹と暮らす,職業はゴルフ場でバンカーの整備(バンカーに鳥の糞はよく落ちている),病人との接触はなし,半年以内の歯科治療歴や温泉を含む旅行歴はない.
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