Editorial
患者の立場になって学んだこと
藤沼 康樹
1
1医療福祉生協連 家庭医療学開発センター
pp.243
発行日 2011年4月15日
Published Date 2011/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414102138
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今年の1月に,北国で運悪く転倒してしまい,左上腕骨小頭の粉砕骨折となり,入院手術を受けることになってしまった.生まれて初めての骨折である.
転倒もそれほど激しいものではなく,凍結した歩道で足がすべり,左手でかばって転倒を防いだという感じだったが,すぐに左の肘部の感覚がなくなり,10分ぐらいして,わずかに動かすだけで激痛を生じるようになった.これはただごとではないと感じ,知り合いのいる小さな病院へ駆け込んだところ,非番だった整形外科医が駆けつけてくれて,上述した骨折の診断となった.手術適応ということで,現地で手術を受けるか,東京で手術を受けるか迷ったが,仕事との兼ね合いを考えて,急遽飛行機で帰京し,地元の病院に入院することにした.帰京後ベッドが空くまでの3日間が非常につらく不安だったが,入院翌日無事手術を受けることができた.
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