特集 家庭医のための循環器診療レベルアップ
スペシャル・アーティクル
慢性心不全外来マネジメントの質改善―Chronic Care Modelの視点から
渡邉 隆将
1,2
,
松島 雅人
1
1東京慈恵会医科大学総合医科学研究センター
2日本医療福祉生活協同組合連合会 家庭医療学開発センター
キーワード:
慢性の健康問題
,
Chronic Care Model
,
システム変革
,
質改善
Keyword:
慢性の健康問題
,
Chronic Care Model
,
システム変革
,
質改善
pp.299-302
発行日 2011年4月15日
Published Date 2011/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414102152
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疾病構造の変化
急性期から慢性期へ
現在の医療をとりまく状況は大きく変化しているが,それに対し現状の医療システムはその状況の変化に十分に適応しているとはいいがたい.
現在の医療においては,過去にみられたような感染症を中心とした急性期の医療から,生活習慣病を中心とした慢性期の医療をより必要とする方向に疾病構造が変化してきている.さらには絶対数としての高齢者の増加が拍車をかけ,慢性疾患は増加の一途にある.
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