特集 ここまで進んだ自己管理
患者の立場から
M. O.
pp.961-963
発行日 2000年11月15日
Published Date 2000/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414903125
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
「2週間分のスミフェロンです.明日からいよいよ自宅での自己注射が始まります.」
退院の日,2週間世話になった看護婦さんたちからの直筆の葉書大の激励文には,「毎日注射大変ですが,奥様とお子さんのために,お仕事頑張って下さい」とあり,色鉛筆で描かれたかわいい看護婦さんのイラスト入りである.今でも大切なお守りである.ナースステーションで一緒に渡されたのは,コンビニの袋大に一杯に詰まった注射器と薬である.インターフェロン14本,注射針付き14袋(針の径は0.65mm.0.2mmの違いが大きな痛みを生む),飲み薬は,ハイドロキシウレア(毎食後1錠で,1日3錠.くすんだピンク色と灰色のツートンカラーのカプセル剤である),ポンタール(白色カプセル.必要に応じて関節部のひどい筋肉痛を抑えるため),アルサルミン(毎食後1日3錠,胃薬),ラックミー(1日3錠.下痢を抑えるための粉薬).
Copyright © 2000, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.