プロフェッションとしての社会的責任

　ACGME（J1）は，Systems-based Practiceについて，以下のように定義している．

1．医療におけるより広い状況とシステムに対する認識と責任

　および，

2．最適の価値をもたらすケアを提供するためにシステムの資源を効果的に活用する能力を示す行動で表現される

　1の表現はややわかりにくいが，患者や住民に対して質の高い医療を提供するためのシステムや環境の構築に，医師として責任感をもって参加することが求められていると考えれば良いだろう．そのことを考えるうえで，「プロフェッション」という大きな「システム」について理解しておくことは，きわめて重要である．