特集 ナース—その虚像と実像
プロフェッションとしてのナース
吉武 香代子
1
1弘前大学教育学部看護学科
pp.752-757
発行日 1975年8月1日
Published Date 1975/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661917301
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総合看護患者中心の看護人間関係の看護など看護の理念に新たな光を投げかける看護論が打ち出されまた医療の中における専門職としての位置づけが強調されてきました,しかしこれらの看護の理念が臨床看護の場で十分に生かされす更に専門職としても社会的にまだ認められていないというのが偽らざる現実ではないでしょうか? 一方ナースの将来は国民の保健・医療を担う専門職として相対的ではあっても医師からどれだけ自立して自らの行動(看護活動)にどれだけの独自性を発揮することができるかにかかっていることも明らかです.この特集はこうした看護の現状に対してナース自身の意識と行動の面からその虚像と実像を探りこれからのあるべきナース像ヘアフローチしようとするものです.
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