特集 研究者育成のための質保証におけるグローバルスタンダード
研究者育成の質保証に向けた日米の大学院教育の相違―大阪大学大学院保健学専攻における取り組み
牧本 清子
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1大阪大学大学院医学系研究科保健学専攻
キーワード:
研究者育成
,
大学院教育
,
質の保証
,
国際交流
,
研究支援
Keyword:
研究者育成
,
大学院教育
,
質の保証
,
国際交流
,
研究支援
pp.15-22
発行日 2012年2月15日
Published Date 2012/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1681100613
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はじめに
前稿では,米国の研究環境とアジアの戦略を紹介しながら,わが国の研究者育成の質保証に向けた現状と課題について考察したが,本稿では,筆者自身が体験した米国での博士課程の教育・研究と,大阪大学大学院医学系研究科との相違の検討を通して,これからの展望を考えてみたい。
大阪大学大学院医学系研究科は,国立大学の旧医療短期大学看護学科で最初に博士課程を立ち上げた大学で,12年間の博士育成の歴史がある。また,10年前ではあるが,米国のミシガン大学など2~3の大学におけるカリキュラムや教育評価についての情報収集の結果も紹介する。
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