特集 高齢者の誤嚥
【各論】
嚥下障害のリハビリテーション
渡邉 哲
1
,
角 保徳
1
1国立長寿医療センター病院・先端医療・機能回復診療部口腔機能再建科
キーワード:
VF
,
VE
,
スクリーニングテスト
,
直接訓練
,
間接訓練
Keyword:
VF
,
VE
,
スクリーニングテスト
,
直接訓練
,
間接訓練
pp.114-117
発行日 2010年2月15日
Published Date 2010/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414101849
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Case
患者:76歳,男性.
2週間前に脳梗塞にて入院.経口摂取を開始したがむせるため診察を依頼される.初診時,呂律困難を認め,スクリーニングテストで誤嚥が疑われた.VF検査で試料の著明な咽頭残留と誤嚥を認めた.早期の経口摂取は困難と判断し経管栄養を開始するとともに,間接訓練を開始した.発症後2週頃に改善傾向を認めたため,再評価を行い,直接訓練を開始.発症後1カ月頃には全量経口摂取が可能となった.
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