特集 ジェネラリストのためのがん診療エッセンス
【各論―知っておきたい7大がん】
肝がん
鶴田 耕二
1
,
今村 潤
2
,
倉田 昌直
1
1都立駒込病院 外科
2都立駒込病院 肝臓内科
キーワード:
C型・B型肝炎ウイルス
,
肝炎患者の発がんリスク
,
インターフェロン治療
,
肝がんスクリーニング法の感度と特異度
,
肝がんの治療法
Keyword:
C型・B型肝炎ウイルス
,
肝炎患者の発がんリスク
,
インターフェロン治療
,
肝がんスクリーニング法の感度と特異度
,
肝がんの治療法
pp.884-888
発行日 2009年12月15日
Published Date 2009/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414101813
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肝細胞がんの罹患率は最近15年間で低下してきているが,死亡者数は年間3万人を超えており部位別では肺がん,胃がん,大腸がんに次いで4番目(男性3位,女性5位)で,乳がんを含めて5大がんの一角を占めている.
肝細胞がんの9割以上が肝炎ウイルスの感染(8割がHCV,1.5割がHBV)が原因である.残りはアルコール性肝障害,非アルコール性脂肪肝炎(NASH,J1),自己免疫性肝障害による肝硬変症や原発性胆汁性肝硬変症(PBC)を背景に発生する.
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