特集 BPSDを診ていく
BPSDの特徴,原疾患との関連と薬物治療
髙橋 正彦
1
1福井県立すこやかシルバー病院 診療部
キーワード:
認知症
,
BPSD
,
薬物療法
,
抑肝散
,
非定型抗精神病薬
Keyword:
認知症
,
BPSD
,
薬物療法
,
抑肝散
,
非定型抗精神病薬
pp.790-793
発行日 2009年11月15日
Published Date 2009/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414101792
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認知症は本人のみならず,介護する側にとっても負担の大きい疾患であるが,その要因はBPSD(行動・心理症状)であることが多い.一方,BPSDは,適切な介護環境の調整や,予防的介入が十二分に行われれば,ほとんどがコントロール可能であると考えられている.したがって,われわれ医療者にとっても,BPSDへの有効な対策は診療のなかでも大きなウエイトを占める.本稿では疾患に基づくBPSDの特徴や,薬物介入の方策を中心とした医療的側面を中心に述べる.
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