What's your diagnosis?[83]
丸く収めたつもりが午後に号泣
伊藤 裕司
1
,
保井 光仁
1
,
三島 信彦
1
1愛知厚生連海南病院 総合内科
pp.779-781
発行日 2009年11月15日
Published Date 2009/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414101789
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
病歴
患者:76歳,男性.
主訴:貧血精査.
現病歴:入院7年前LDH 2,295IU/lにて当院紹介受診.WBC 13,000/μl(Myeloblast 1%),Hb 12.5g/dl,Plt 24×104/μl,NAP score 175,bcr/abl陰性.骨髄穿刺はdry tapで骨髄線維症と診断.入院6年前Cre値上昇みられ腎生検施行.メサンギウム増殖性腎炎と診断.入院12カ月前から食欲低下を伴う心窩部鈍痛あり.黒色便なし.入院10カ月前は体重58kg,入院1カ月前は42kg.入院6カ月前から倦怠感自覚.入院2カ月前から排尿時に呼吸苦・動悸出現.入院数日前からとくに排尿時の息苦しさ増強.排尿自体に異常なし.定期受診で貧血の増悪(表1)指摘され入院.
社会・生活歴:タバコ:40本/日×50年,アルコール:なし,アレルギー:なし.
既往歴:肋膜炎(5歳ごろ).
内服薬:炭酸水素Na 5g/分3,沈降炭酸Ca(500)3錠/分3,アロプリノール(100)1錠/分1,ロサルタン(100)1錠/分1,フロセミド(20)1錠/分1,ハイドロキシウレア(500)1Cp/1日おき.
Copyright © 2009, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.