特集 医療シミュレーション教育 21世紀の医学教育の潮流
【スペシャル・アーティクル】
シミュレーション医療教育・訓練が医学教育を変える
池上 敬一
1
1獨協医科大学越谷病院救命救急センター
キーワード:
教授システム学
,
インストラクターコンピテンシー
,
キャロルの時間モデル
,
学習率
,
インストラクター
Keyword:
教授システム学
,
インストラクターコンピテンシー
,
キャロルの時間モデル
,
学習率
,
インストラクター
pp.142-146
発行日 2009年2月15日
Published Date 2009/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414101625
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医療の教育・訓練法としてシミュレーション技法(以下,パーシャルタスクトレーナーから高機能ペイシェントシミュレータを用いた教育・訓練法とします)が広く取り入れられるようになり,静脈路確保の練習から二次救命処置のチームトレーニングまで,多くのモジュールやコースが実施されるようになってきました.
シミュレーション技法を取り入れた教育・訓練には,これまでの医学教育と臨床研修のあり方を大きく変革する可能性がありますが,その可能性を引き出し最大化するには以下に述べる「キャロルの時間モデル」を理解し,納得し,「学習率」を高めるためのさまざまな工夫を実践する必要があります.
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