JIM Lecture
―プライマリ・ケア医のための栄養指導術①―エネルギーを抑える工夫
乾 路恵
1
,
横林 賢一
2
1生協浮間診療所
2北部東京家庭医療学センター
pp.598-603
発行日 2008年7月15日
Published Date 2008/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414101468
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◆外来で診療をしていると,糖尿病・高血圧・脂質代謝異常などの生活習慣病や,高齢者の栄養問題に遭遇することが多いですよね.生活習慣の指導として「野菜を多く摂りましょう」「運動をしましょう」,高齢者には「やせてきたらたんぱく質を摂るといいです」などのおおまかなアドバイスはできるものの,それ以上の介入は難しいという話をよく耳にします.そんな皆様に栄養士としてお伝えしたいことを,「プライマリ・ケア医のための栄養指導術」として,「第1回エネルギーを抑える工夫」「第2回気をつけているつもりの盲点―脂質・塩分・カルシウムなどについて」「第3回高齢者の食事へのアドバイス―手間をかけず少量でも栄養バランスのよい食事」の3回シリーズにまとめてみました.このシリーズをとおして,少しでも読者の皆様の日々の診療の手助けになればと思います.
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