JIM Report
住民と一緒に地域医療を考えよう!―住民主体の地域医療の実現に向けて
松嶋 大
1
,
松嶋 恵理子
1
,
栢本 佐岐
1
,
梶井 英治
1
1自治医科大学地域医療学センター地域医療学部門
pp.876-878
発行日 2007年10月15日
Published Date 2007/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414101242
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地域医療は今岐路に立たされている.とりわけ,平成の大合併や医師不足の問題は,地域医療に大きな影響を及ぼし,全国各地でさまざまな問題が噴出した.このような重大な局面では,行政や医療者のリーダーシップはもちろんのこと,住民がより積極的に地域医療に関わり,3者が協力してこの難局に立ち向かわなければ問題の解決は難しい.
自治医科大学地域医療学センター地域医療学部門では,これまでにも地域医療の発展のためさまざまな活動を行ってきた.しかし,われわれは地域医療の成熟のためには,地域住民の地域医療への積極的な参画が必要と考えた.そこで,今回,財団法人地域社会振興財団(以下,地域社会振興財団)と協力して,地域住民を直接の対象にして,表1の4点を目的とした現地研修会を立案した.本レポートでは,研修会の実際とその意義について報告する.
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