特集 在宅医療のスキルアップ
【困らないためのスキルアップ●急性期対応編】
在宅における栄養管理
小川 滋彦
1
1小川医院
キーワード:
摂食嚥下障害
,
栄養障害
,
栄養管理
,
NST
,
胃瘻
Keyword:
摂食嚥下障害
,
栄養障害
,
栄養管理
,
NST
,
胃瘻
pp.836-839
発行日 2007年10月15日
Published Date 2007/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414101228
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Case
多職種連携が有効であった嚥下障害患者1)
患者:88歳,男性.
主訴:繰り返す誤嚥.
既往歴:51歳,脳出血右片麻痺.
現病歴:認知症はないが要介護5の寝たきり状態で,独居であり,ヘルパーの頻回訪問と訪問看護を受けていた.誤嚥性肺炎を繰り返し,摂食量の低下と褥瘡を認め,高リスクの低栄養状態であったが,入院を断固拒否.管理栄養士による訪問栄養食事指導によって栄養ケア計画を立て,ヘルパーへの調理指導(調理形態,栄養バランスなど),モデル献立の作成,さらに連携ワークシート(図11))によって全身状態や食事量を把握しながら在宅生活を継続した.
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