Japanese
English
特集 外科栄養療法の新たな潮流
栄養管理とクリニカルパス
Nutrition management into clinical passway
岡田 晋吾
1
,
目黒 英二
1
Shingo Okada
1
1函館五稜郭病院
キーワード:
クリニカルパス
,
栄養管理
,
NST
,
アウトカム・マネジメント
Keyword:
クリニカルパス
,
栄養管理
,
NST
,
アウトカム・マネジメント
pp.581-588
発行日 2005年5月20日
Published Date 2005/5/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407100084
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
要旨:わが国の医療環境はここ数年,激しい変化の時代を迎えており,DPCの導入や病院の機能分化,在宅医療の充実などの新しい医療システムが構築されつつある.しかし,このように効率的な医療が求められているなかで,真に求められているのは安全で質の高い医療であることは間違いない.クリニカルパスはわが国の医療に導入された当初はその効率性が主に注目されたが,その後は独自の進化を遂げ,最近では医療の質改善のためのツールとして重要な役目を担ってきている.パスを使用するうえで栄養管理をしっかりと行うことは,バリアンス発生の予防と患者のquality of life(QOL)向上に役立っている.さらに,地域で共有するパス作成や地域一体型NST構築などによって,一施設だけでなく地域全体の医療の質向上に寄与できるものと考える.
Copyright © 2005, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.