特集 顔の総合診療 顔をみればわかること
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pp.229
発行日 2007年3月15日
Published Date 2007/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414100907
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Q1 帯状疱疹の患者さんに抗ウイルス薬を処方する際に,気をつけることを教えてください.
A1 抗ウイルス薬は発症早期に投与することが効果的といわれています.高齢者や腎機能障害のある患者さんでは,通常量の投与を行うと意識障害などの中枢神経症状を呈することがあり,可能なかぎり腎機能のチェックを行い,投与量の調節を行うことが必要です.またゾビラックス®(200mg)1錠が312.6円,バルトレクッス®(500mg)1錠が617.3円ですので,通常量を1週間分処方したとすると各々43,764円,25,926.6円かかることになり,保険診療でも高額になりますので,外来で内服薬を処方する際には,患者さんに一言告げておくのがよいかもしれません.
(森 伸晃・他→p206)
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