特集 完全解説 ロコモティブシンドローム
One more JIM
pp.686-687
発行日 2013年8月15日
Published Date 2013/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414102938
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Q1:「ロコチェック」と「ロコモ度」テストの違いのポイントを教えてください.
A1:「ロコチェック」は,日常生活での状況から自分でロコモの可能性を考えるためのツールです.数量的に扱うようには作成されていないこと,また,ハイリスクの世代のためのチェック表であり,いわゆる中年世代では該当者が少なくなります.中年世代では同世代の平均以下であっても,該当しないと自分は大丈夫と思ってしまう可能性があります.
「ロコモ度」は結果の数字を客観的に数量的に扱え,また,20~70歳台まで幅広い年齢層に使用できる評価法です.3つのテストのうち1つでも年代相応の平均に達していない場合,現在のままの状況が続くと,将来,ロコモになる可能性が高いとしています.また,身体活動を伴う「立ち上がりテスト」,「2ステップテスト」は,人の行動変容につながるのではないかと期待されています.
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