特集 卒後臨床研修の必修化を控えて
【研修病院の準備状況】
研修病院の準備状況―倉敷中央病院の場合
馬場 清
1
1倉敷中央病院小児科
キーワード:
臨床研修研究会
,
ジュニアレジデント
,
卒後臨床研修ワークショップ
,
相互評価
Keyword:
臨床研修研究会
,
ジュニアレジデント
,
卒後臨床研修ワークショップ
,
相互評価
pp.451-453
発行日 2003年5月1日
Published Date 2003/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414100614
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当院の卒後臨床研修は,従来は基本的には医局依存型のストレート研修で,しかも卒業後2年目以降の研修医しか受け入れてこなかった.しかし,地域に根ざした中核病院としての立場を考えると,当院が臨床医を育てる役割を担うことの重要性も次第に認識されるようになってきた.その第一歩として,卒業直後の研修医から育てていく努力を重ねることで,病院の理念を理解した医師養成が幅広く行えるのではないかと考えた.それは同時に,指導する医師,さらには病院の医師養成への姿勢に,大きな意識改革をもたらすことを意味していた.
そこで,後述するような準備を経て,平成13年に初めて採用試験による公募ジュニアレジデントを採用するに至った.まだ3年目に入ったところで経験は浅いが,その経緯について述べるとともに,良い点,問題点などをあげるので,参考にしていただければと思う.また,平成16年度への準備状況についても報告する.
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